桐紋金無垢金具打ち刀拵え
昭和初期頃
全長98mm 柄長22.5mm
鞘 刻み金梨地に金蒔絵、五三桐紋散に粟穂模様図 こじり、金無垢地波に桐紋図 返り角、栗型、鯉口は金塗 下げ緒卯の花 柄 親鮫に卯の花蛇腹巻き 縁頭、銘一方斎雅永、金無垢地波に桐紋図 目貫、金無垢地桐三双図 鍔 銘一方斎雅永 金無垢地鋤下毛彫、据紋、波に桐紋散図 切羽金無垢 金重量 鍔215g 切羽17g 縁頭48g 目貫20g こじり12g しとどめ5g 金総重量 317g
【コメント】
一方斎雅永は大正七年生まれ、海野勝民(王偏に民)の流れを汲む父服部民楽に学び、戦前に活躍した金工師です。
贅沢に用いられた金無垢地、美しく格調高い金蒔絵、見事です。