金無垢板打出葵紋散糸巻太刀拵え
近代作

全長114cm 総重量1165g 鍔のみでは250g ツナギ長73.4cm 反り1.73cm
鞘 金板張り、葵紋打ち出し(表裏14個)、唐草模様(僅かに金版合わせ目に傷みあり)足金物、一の足、太鼓金、責金物、石突金物の全ては金無垢魚子地葵紋高彫(総数66個)渡り巻き、捻上は金茶 太鼓革は茶の裏革 太刀緒、(鶯、卯の花、紫、辛子色の貝の口)太鼓革繋ぎ部分の太刀緒部分は錦布張り 鯉口、金沃懸地 柄 錦布に金茶柄巻き 縁と兜金は他と同作金無垢魚子地葵高彫(24個)猿手、金無垢研磨地毛彫葵高彫 目貫、金無垢容彫葵三双紋図 鍔 刻込葵木瓜形、金無垢地 大切羽二枚、金無垢魚子地高彫、十字鋤下彫、四方猪の目透 小切羽、金無垢地六枚
【コメント】
本作は、総金具金無垢、豪華で格調高い太刀拵えです。
鞘は、金無垢の薄板に、表裏14個の三つ葉葵紋、唐草模様を打ち出して地文とし、その薄板で巧みに包んであり、それ以外の各所金具部分には、90個もの三つ葉葵紋を高彫にして散らしてあります。
今から約四百年以上昔の十六世紀終わりは、安土桃山時代と呼ばれ、織田信長及び豊臣秀吉によって、天下統一事業が着々と進められていた時代ですが、その頃は豪華絢爛な黄金文化隆盛の時代でもありました。刀剣外装にもその影響が顕著に現れ、柄、鞘に金打ち出し鮫を使用したもの、本作同様、金板に細やかな亀甲紋や家紋を打ち出して鞘に巻いた合口拵え等々、金を多用した作が多く残されています。本作も近代作ながら、正に安土桃山時代の重厚華麗な金装太刀拵えを彷彿とさせる、贅の限りを尽くした逸品です。
総重量の内、金だけで約900gあります。K18(18金)を使用と考えても、今の相場からすれば、金の材料費のみで相当な金額になりますし、まだまだ金は上がります。また金の色合いも非常に良く、この程度の作は中々見ません。これは間違いなく今買いです。



