鍔:住吉秋草
銘・ 薗部芳英(花押)
Tsuba:Sumiyoshi Akikusa Zu
江戸末期
特別保存刀装具鑑定書付き
縦84mm 横77.5mm 厚3mm 重149g
【コメント】
鉄槌地撫木瓜形鋤出高彫 象嵌色絵 角耳小肉
薗部芳英は薗部芳継の子、薗部家を継ぎ、幕末の弘化、嘉永、安政頃に活躍した金工です。
この鍔は、赤銅魚子地に高彫色絵の作を得意とした薗部一門芳英の手になる珍しい鉄地の鍔です。表は風に揺れる女郎花をエレガントに描き、裏には驟雨の中遠くに僅かに見える住吉大社の鳥井と松を描いています。
独特な鉄槌目地に彫られた、金工薗部芳英の秀逸で魅力的な作です。
専用桐箱入り