鍔:猛虎図
銘・遊洛齋 赤文
Tsuba:Mouko Zu
江戸末期
特別保存刀装具鑑定書付き

縦75.8 横72.6 厚5.4 重152g
【コメント】
鉄地丸形 鋤出肉彫 金銀象嵌色絵 丸耳 片櫃孔
赤文は越後国村で寛政元年(1789)生まれ、江戸に出て浜野家に学び、京にも遊学したといい、文政七年(1824)庄内藩酒井家の抱え金工となります。
得意とした意匠は、虎などの動物、昆虫類、人物等です。
この鍔は最も得意で赤文と言えば猛虎と言われるほどの典型作です。
素晴らしい鉄味の鉄地に猛虎を彫出し、大きく雲と足元には笹の葉を描いています。目、笹は金象嵌、髭は銀、舌は素銅で象嵌されています。
独特な銘ぶり、魅力的で迫力ある赤文の名鍔です。 桐箱入り



