刀 無銘
Katana:Mumei
現代・岐阜 昭和初期
刃長:65.6(二尺一寸七分弱) 反り:1.6 元幅:3.21
先幅:2.18 元重ね:0.72 先重ね:0.51 穴1
鎬造り、鎬尋常庵棟低め、中切っ先。 鍛え、小板目肌沈み勝ちで無地風に詰み、地沸付き、地鉄良好。 刃文、直湾れ調で、刃縁匂い勝ちに潤んで沈み心となる。 帽子、直調で先小丸に返る。 茎生ぶ、先栗尻、鑢化粧大筋違い。 真鍮ハバキ。 時代研磨(小サビ、ヒケ、曇り有り)。 白鞘入り。
【コメント】
本作は、生ぶ無銘の現代刀、茎に『関』の刻印があります。これは関刃物工業組合の合格印、いわゆる関軍刀の量産品です。この刻印は、昭和十四年以前のものとされ、それ以降は『桜に昭』の刻印になります。白鞘入りで、鞘を払って832g。