刀 長兼
(ながかね)
Katana:Nagakane
新々刀 江戸末期
刃長:70.6(二尺三寸三分) 反り:1.8 元幅:3.24
先幅:2.49 元重ね:0.79 先重ね:0.63 穴1
鎬造り、鎬高め庵棟低い、中切っ先延び心。 鍛え、板目所々肌立ち、地沸厚く付き、地景入り、地鉄精良好。 刃文、互の目に湾れ、角張った刃、小互の目を交え、刃縁匂い勝ちに小沸付いて締まり気味となり、刃中小足、葉入る。 帽子、直調で沸付き、先掃き掛け返る。 茎生ぶ、先栗尻、鑢大筋違い。 銅に赤銅着せハバキ。 時代研磨(細かな刃アタリ有り)。 白鞘入り。 刀身のみで878g。
【コメント】
本作は、寸法二尺三寸三分、切っ先延び心で身幅、重ねガシッとした新々刀、特徴的な字体の大振りな二字銘で、出来からして美濃鍛冶かと思われます。銘も大丈夫でしょう。