刀 生ぶ無銘
Katana:Mumei
古刀 安土桃山期
刃長:69.6(二尺三寸弱) 反り:2.0 元幅:3.04
先幅:2.21 元重ね:0.72 先重ね:0.54 穴1
鎬造り、鎬庵棟低め、中切っ先。 鍛え、板目流れて所々強く肌立ち、地沸良く付き、地鉄概ね良好。 刃文、互の目乱れを主体で小互の目交じり、刃縁匂い勝ちに小沸良く付き、やや沈み勝ちに締まり、刃中金筋、砂流し掛かる。 帽子、湾れ込んで沸付き、先小丸風に長く返る。 茎生ぶ、先栗尻、鑢大筋違い。 銅ハバキ。 時代研磨(切っ先、刃区にアタリ有り)。 白鞘入り。
【コメント】
本作は、生ぶ無銘、作は新古境ぐらいでしょうか。地刃に鍛え肌がやや目立ちますが、刃自体はまだまだ健全です。出来からして、『寿命』、『新刀寿命』、『末関』辺りでしょうか。寸法、重量感はしっかりとあります。