店長日記

新年明けましておめでとうございます

皆さま、こんにちは、こんばんは、コレクション情報の小牧です。


新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。


新年始まってもメディアの話題は、コロナ患者の急増とよくないニュースばかり目に入ります。年末年始でかなり急増しており、政府も緊急事態宣言を今日夕方にも発令すると報道されています。


昨年の今頃は、ここまで大事になるとは誰も予想はしていなかったと思います。時間が解決するとは言ってもまだこの状態が当分続く中で、自分たちがどう変わって生活していくかに切り替わらないといけないと思います。


コロナ禍の中で、エンターテイメント(楽しみ)を見つける事がどんどん少なくなっているのが現状です。


旅行を行くことも思うように行けないですし、映画館に行くことも「鬼滅の刃」が大ヒットしておりますが、おそらくほとんどの人が12回足を運ぶくらいですよね。


舞台やコンサートも思うように見に行かれていない方も多いのではないでしょうか?


やはり、今家での時間が増えている中、色々な選択がある中で、刀剣鑑賞は改めて中々良い趣味になるのでは思い返しています。


このブログを見て頂いてる方は、少なくとも刀剣に興味のある方たちですのでお分かりになると思います。


手元に刀剣があると、サッと取り出し、1015分鑑賞して気持ちのリフレッシュも出来ますし、何度も見返すことで新たな発見もあると思います。


スマホやTVをだらだら2時間3時間とみているより余程、脳、気持ちの刺激になると思います。


こんな時だからこそ、より刀剣の面白さを世の中に認知できるチャンスなのではと考えております。


ただ、刀剣を手に取るのは誰でも持てる訳ではなく、金額面が一番のハードルになっていると思います。

色々な刀剣をみて勉強したいという思いを持っていらっしゃる方も多いと思います。数を見る事(欲を言うと良い物を見る事)で違いが分かるというのは、実際僕も実体験として学んだことです。見比べる事が出来ると格段と覚えるスピードも速くなります。


幸いなことに私は、刀剣商として全国を回り、月に何百~何千という数を見ますので必然的に見て覚える環境にあるのでが、一般の方は中々難しいですよね。


比較的安めの刀剣を、例えば30万円の物を10振り見ようと思っても300万円とかなりの金額になってしまいます。


ここの課題、しかも今の不景気という時代のネックになっている部分を解決できる糸口、お客様と刀剣を繋ぐ者として現在、真剣に考えております。というか、一つの事を計画段階です。


刀剣鑑賞、刀剣コレクションというこの素晴らしい趣味を、もっと世に広げるために常にそのことばかり考えている今日この頃です(笑)


刀剣人気が高まると、皆様の持っている刀の価値も上がり、誰も損しない、全員が得すると思いますのでそこに今年も注力していきます。

2020年締めくくり

皆さま、こんにちは、こんばんは、コレクション情報の小牧です。


今年最後の更新になると思います。


2020年ももう間もなく終わりになります。


今年は大きな変革の年になりました。今現在も、大変な思いをされている方も多々いらっしゃると思いますし、相変わらず毎日感染者も増えていますので、一刻も早く落ち着て、マスクの無い生活に戻るようにと切に願っております。


今年のコロナにより、当然消費が落ち込んだ事に、弊社も影響がなかったわけではありません。皆様が潤わないと、うちにもおこぼれが出ませんので。


それもあり、私の中で、常にアップデート(改善)しなければどんな業界、職種も衰退してしまうと強く感じた年でした。


今の時代、どうしてもネット化が進み、アナログは淘汰されていっています。コロナ禍により会議、営業なども大きく様式を変えました。


コロナ禍が無くても、おそらく5年先にはこのような様式になっていたと思いますし、それが早まっただけなのかなと思います。


その中で、何が出来るかを考えておりましたが、やはりデジタルの時代でも、アナログも大事にしようと結論だて、展示会を行わせて頂いております。


見て、触れる楽しみをお伝えしたいと思い継続しております。


なにより、直接、顔を見てお話する事が、お客様の安心と信頼に繋がると思っております。


アップデート面では、今更ながらですが、講習会を行い、再度興味と認知を持ってもらう事に注力致しました。刀剣に興味の度合いを1から3にする作業ですね。


#3を10にして購入動機を作る作業は小牧にお任せください(笑)


前回に少しお話しましたが、もう一つ、以前からかっこよくディスプレイできないかなと考えていた事が、一つ形として試作品が出来上がりました。



かなり、高級感があり鍵もついていますので安全面でも優れています。


ライトなども後付けで付けられるようになっていますので、暗い場所でも大丈夫です。


刀をわざわざ抜かずに楽しめ、いつもの生活スペースにかなり彩が出ると思います。


ただ、少し大きく、重さもあるので置ける場所が限定されてしまうのが難点ではありますが。


刀身の長さによって特注で作れますので、大きさも自由自在です。


興味のある方は、一度お問い合わせください。


刀剣の楽しみ方の新しい形として、「安全に飾る楽しみ」としてのご提案です。


さて、今年も多くの方に支えられなんとか年を越すことが出来そうです。お世話になった皆さま本当にありがとうございました。


来年は、皆様にとって楽しく笑える事が多い一年になることを心よりお祈りいたしまして年末の挨拶と変えさせて頂きます。


来年2021年も宜しくお願い致します。

名刀とは

皆さま、こんにちは、こんばんは、コレクション情報の小牧です。

気づいたら12月に入っていました。今年もあと2週間で終わりです。毎年毎年1年の経過が早いなあと感じますが、皆様はどう感じますか?

そして、今年は、本当に月が替わることに色々な事が起こってきました。

年中通してコロナに振り回され、直近でもまた第3波として急激に感染者が増えてきたと連日ニュースで報道され始めました。

医療従事者のコロナ病棟の特集等もされ始め、改めて最前線で勤務されている方々に感謝致します。

このような報道は、より感染しない、させないを全員が意識しますので良いと思います。

昨日報道された、GoToトラベルの停止は、GoToトラベルにより国内の旅行が増え、飲食店も活気を取り戻してきた矢先の事でしたので、打撃を受けている事業者様もいらっしゃると思います。

弊社も他事ではありませんが、来年笑って入れることを信じて、もうひと踏ん張りです。

さて、弊社の動きとしまして前回お話したように、展示会での超初心者のための講習会を、奈良、前橋、大阪と3回開催させて頂きました。



このような時期ですが、ありがたいことに受講するために足を運んでくださった方々が多く、大変感謝致します。

拙い説明でしたが、真剣に聞いてくださり、私も楽しく説明が出来ました。

#密は避けてますよ

これにより、少しでも刀剣に興味を持ち、安全な扱い方なども覚えてもらえれば良いかなと思っております。

#他の刀剣店に行った際も、扱い方がきれいだとほめられますよ

今後も、一つでも興味をくすぐれるような話が出来るように考えながら、講習会を続けていこうと思います。

その中で、どんな刀が名刀かという質問を受けましたので、私の意見を言わせて頂きます。

そもそも名刀の条件とは何でしょう?

よく切れる刀(昔は切れる事で、戦闘に有利であったり、強さの象徴であったでしょう)

伝来が良い刀(大名家や、歴史上の人物が、宝物として代々大切にしてきたもの)

古名刀=古い刀(平安、鎌倉時代等、歴戦を駆け抜けてきたもの)

所持者銘のある刀(織田信長所持等、誰が所持していたか分かるもの)

等などが、すぐに思いつくのかなと思います。

上記はたしかに名刀です。ほとんどが国宝、文化財級です。

でも、これって手に持って鑑賞する事は、かないません。ましてや、中々購入できないですよねって話になるのです。

刀剣商の私からすると、触れない国宝より、売買し、お客様に喜んでもらえる10万円の刀の方が名刀です。

#これは誇張しすぎですが(汗)

話を戻しますと、博物館で見てすごいなと思う刀も名刀ですし、歴史の生き証人の刀も名刀です。

そして、ここからが言いたいことですが、現代刀(今、切磋琢磨し現代刀匠さんが作っている刀)も名刀です。

たとえ、傷があったり、長さが短くても、持ち主が気に入っていれば名刀なのです。

私が常々思っている事は、好みの刀(刃文、地鉄、作刀地、時代背景、長さ、予算等)個人個人違うという事です。

その好みをお聞きして少しでも近づけるようにアドバイスさせて頂ける存在になりたいと思っています。

実際、2振り3振りとご注文頂くお客様が、以前と違う筋の刀を注文なされた場合は、なぜこの商品が気になったかなどお聞きし、違うなと思ったら薦めない場合も多々あります。

初めの1振りと、3振り目の選び方も違いますので、そういう場合も相談に乗らせて頂きます。その方が、長く刀剣ライフを楽しんで頂けると思いますし、刀に愛着も沸くはずです。

名刀の下りから、小牧の話になってしまってすいません。

さて、刀剣ライフを楽しんでもらいたいという思い、第2弾としまして、博物館のようにお持ちの刀を家や事務所に安心、安全に展示したいという方もいらっしゃると思います。

そういう方のために、ディスプレイできる刀剣ケースを開発中です。

まもなく試作品が出来上がってきますので乞うご期待下さい。

奈良刀剣大展示即売会

皆さま、こんにちは、こんばんは、コレクション情報の小牧です。

1113日、14日と奈良での展示即売会を行いました。

ご来場いただいた方、ありがとうございました。

コロナの第3波が、タイミング悪く来ていたようで来場に躊躇された方もおられたようですが、無事終える事が出来ました。

弊社も入場時に検温、名前のチェック、消毒を徹底しておりますのでご安心ください。

その際、前回に申しましたように、刀剣講習会をさせて頂きました。

何分第1回という事で、聞き苦しい点もあったかと思います。が、講習会に参加しにわざわざ足を運んでくださった方々が、多くおられたので励みになりました。今後も続けていきたいと思います。


次回の前橋展示会でも予定しておりますので、お近くの方は是非お越しください。

やはり、受講された方と話した際、どのように勉強していったら良いか、どこで誰に習ったら良いかという質問を受け、改めて我々が思っている以上に刀剣の敷居の高さを感じました。


僕のコンセプトは、

「刀剣に興味を持ってもらう、楽しさを分かってもらう」

に現段階では重きを置いております。

かくゆう僕自身も、どこから勉強して良いのか、始めは分かりませんでした。


中には、難しい本などを読み漁り、途中で挫折してしまった方もいらっしゃると思います。


ですので、よくある初心者の本の更に一つ下の部分を話していけたら良いかなと思っています。


中~上級者編も、ゆくゆくはやっていきたいですが、とりあえず展示会等で個人的にご質問下されば可能な限りお答えさせて頂きます。

こないだお客様と話している際に、その方が「自分は実用で使える刀しか興味がなく、切れる刀、扱い易い刀で良い刀を判断している、こんなことを言うと美術的価値を重んじている日本刀愛好者に怒られてしまいそうだが」と話してくれました。


その方は、居合道をしておりますので、武用として見るのは当然であり、全く間違った事を言っておりません。


この時に、気づかされたのが、美術的、刀剣の鑑賞という点で見ると、体配、刃文、地鉄等、刀の出来や特徴を見ますので、僕もそこを一生懸命お客様に説明していました。


ですが、違う見方をされる方もいるのだなという点です。過去にもそういったことが、もしかするとあったと思います。ここは、僕の完全な押し付けがあったかもしれないと猛省致しました。


ここで言いたいことは、刀剣の楽しみ方は人それぞれで教科書に書いてある事がすべてではないという事です。基本、教科書は鑑賞方法しか書いていません。


#刀剣の勉強という意味では基本ですから、大事なことですが。


持って重さを楽しむ、写真を撮る、自宅、会社でディスプレイとして飾る、多種多様な楽しみ方で、刀剣と向き合って頂けたらなと思います。


楽しみ方に正しい、間違いはないという事強く言わせて頂きます。


もちろん、鑑賞や、刃文、地鉄を見てどこの刀かを鑑定するのも楽しみの一つです。


これは当たるとうれしいですが、実際中々当たらないんですよね(笑)

写真保存「あなたの御刀、実寸で印刷します」は始まっておりますし、刀剣ディスプレイは、現在爆速で進めておりますので、乞うご期待下さい。

超初心者向け刀剣講座をやります!

皆さま、こんにちは、こんばんは。

コレクション情報の小牧です。

毎月更新を心掛けておりましたが、気づいたら11月に入っていました。

楽しみにされている方申し訳ありません。

#そんな人中々いないよ

直近では世界情勢、日本情勢が大きく変わり色々な節目の年になりそうです。

この文章を書いている間にも大統領選の決着が着きそうですし、コロナワクチンがいよいよ出来そうだという事もあり、NYダウが最高値を記録した等景気状況も久々に良い方向に傾くのかなと感じております。

刀剣の話題といえば物が中々で回らないのは相変わらずで、価格も今一つ上がらないのも正直なところです。


ここ何ヶ月か考えておりましたが

「コロナだからしょうがないよね」

はもうやめようと思います。

「こんな時だから何しようか」

に切り替えていこうと思います。


思い立ったら吉日という事で、初心に返り刀剣ファンの裾野を広げることを考え、せっかく弊社は展示会を行っていますので、その時に少しでも興味を持ってもらえるように、「刀剣講座」をやろうと思います。

しかも超初心者向けの内容です。

初めて刀を見ましたという方が、やはり展示会で何人かいらっしゃいます。


そんなせっかく来ていただいた方や、これから勉強したいという方に興味を持っていただくために分かり易いをメインに全国で行っていきたいと思います。

#さっそく今週末の奈良展示会からやります。

#人前で話すの苦手。

#でも頑張ります。


刀剣の勉強がしたくても敷居が高いなどの考えを払拭できればと常々考えております。

もう一つ、刀剣のコミュニティをもう少し各地方で増やせられないかなあと考えております。


今メインは、日刀保の各支部の方々が頑張られているのが現状です。


これはこれで素晴らしい事ですが、上級者も初心者も入り混じったもっとフランクな誰もが主役になれるような会ができないかなと思っています。


ぼんやりとしか考えていませんが、何かできそうな気もしています。

今日は、内容0に近いですが、更新することが大事だと思い、書きなぐってみました。


次回、早めに更新させて頂きます。

いつの時代の刀が一番いいのか?




皆さま、こんにちは、こんばんは、コレクション情報の小牧です。




今年の梅雨は、大変なことになっております。




年々、集中豪雨により各地被害が出ており、九州や全国各地で被災された方、心より早くの復興を祈っております。




岐阜でも、下呂の方で土砂災害が起こり、ご心配の声を多く頂きました。

ありがとうございました。弊社の方は、何事も無く無事過ごしております。





今年は、「弱り目に祟り目」という言葉があてはまるような苦難の上半期でした。





720日付けでは、コロナ感染者が日に日に増え、先日には過去最高感染人数となり、第二波が来ているのではないかと不安になっている方も多いのではないでしょうか?





ここで、再度自粛をし、経済を止める事も決して良い事ではないため、政府も決断を中々出せないのでしょう。





再度、自分たちに出来ることを思い出し、感染しない、感染させないを意識することを徹底するしかないので、手洗い、うがい、消毒と気を引き締めましょう。





下半期は、少しでも良いニュースが多く流れてくれることを祈るばかりです。





さて今回は、刀剣の選び方について少しお話しようかと思います。





【いつの時代の刀が一番いいのか?】





購入を考える際に、よく聞かれるのは、「いつの時代の刀を買ったらよいですか?」です。





古ければ古いほど良しとされる世界ですので、平安時代や、鎌倉時代が良いと思ってらっしゃる方が多いのだと思います。





確か「山鳥毛」「鬼丸国綱」「童子切安綱」など名刀はとても多いです。






ですが、 結論から言いますと「いつの時代でも良い物は良い」これは自信を持って言わせて頂きます。





刀剣商だから、当たり障りのない答え方をしていると思う方もいらっしゃると思いますのでそれについて説明します。





まず、ご自身の好みを第一優先に持ってきた方が長く愛着が出ると思います。





どういう事かと言いますと、傷が少なく、がっしりした刀が好きな方に、どれだけ古刀の良さを話しても中々響きません。やはり、幕末期~現代刀を薦めた方がしっくりくると思います。





逆に、戦国時代の好きな方には、当時の片手打ちの戦術などを話した方が喜ばれます。






幕末期の新々刀と、室町期の片手打ちの刀では、体配が全然違うのですが、それぞれの良さがあり、また人それぞれの好みがあります。





そして、その好みは、刀の勉強された期間や、その時々の考えにより、興味を持つ分野も変わりますので、前は新々刀が好きだったが、今は古刀が好きで良いと思います。





メディアの影響等ですと「大河ドラマ」などの影響もあると思います。






もちろん、その逆も言え、古刀から「清水の次郎長」時代の脇差文化に興味を持つこともあるでしょうし、時代に限らず、長さ(刀、脇差、短刀)や、小道具など全てにおいて言えるかなと思います。





平安期から現代まで、同じ刀として統一する見方をするのではなく、古刀は古刀、新刀は新刀と違う刀として見てみることで、それぞれの良い所が見え、その時代その時代の刀工の考えや、必要とされた文化をくみ取る事が出来ると思います。




なぜ、この時代この刀工は、このような造り方をしたのかなど考え、歴史とリンクするロマンに僕は震えます。日本刀は、想像を膨らませばタイムスリップが出来るツールであるのかなと思っています。










話を戻しますと、



いつの時代の刀でも、自分の好みを優先する(好きな時代、歴史上人物でも良い)


好み(興味)は、変化する事が普通。その時その時の興味ある物を重要視。


タイムスリップし歴史ロマンを感じましょう。



細かく言うと、項目はまだまだたくさんありますが、大まかに焦点を定めてもらえれば、ご自身の好みが段々と定まってくると思います。





今回は、刀の選び方「いつの時代が良い」の質問に対する僕なりに答えさせて頂きました。

刀剣の「相場」について

皆さま、こんにちは、こんばんは、コレクション情報の小牧です。

6月に入りやっとコロナのニュースも減り、経済もいよいよ動きだすのかなといったところでしょうか?

プライベートの自粛ムードは、相変わらず続いており急に気持ちの切り替えが難しいのは僕も感じています。友達や同業者、他業界の方と外食する機会が多かった僕でさえ、6月に入ったから積極的に会食に参加するかというとそんな事もなく、なんなら少し家から出るのが億劫になってきています。
そのような方も多いのかなと思ったりもしています。
でも、これが日本経済の衰退を招くと思うのです。今回の2ヶ月は改めて、「お金は使えば回りまわって戻って来る」の本当の意味が実感できた期間でもあったかなと思います。
「皆さんが儲からないと自分も恩恵を受けられない」刀剣業界もその市場であることは間違いないので、一刻も早く景気回復を願うばかりです。

弊社は、5月末に東京での展示会を開催しました。約2か月ぶりの展示会開催となり、お客様の来場も心配しておりましたが、例年通りとまでは行きませんが、予想以上に来場があり皆様の元気そうなお顔も見ることができ安心致しました。
もちろん、アルコール消毒など出来ることは徹底しておりますので今後の展示会もご安心下さい。当面の間は、開催日程は2日間(通常3日)とさせていただきますが。

さて、刀剣界でいうと、約2か月余り業者間の「交換会」いわゆる市場が開催されなく物流がSTOPしていました。
弊社でいうと、毎月情報誌を出しているため商品ラインナップを揃えることがかなり大変でした。情報誌のコンセプトが、色々な種類を見てもらい、こんな刀もあるのだと楽しんでもらう事としていますので数が少ないと社員一同で頭を悩ませてしまいます。
せっかく時間を割いて読んでもらう以上、ワクワクドキドキをお届けしたいと思っておりますので。
6月より徐々に市場も始まりだし、皆様が気になるのは刀剣の相場だと思いますが、コロナ前と変わっていない、もしくは良い物は若干上がっている感じを受けました。
商品の動きが止まっていた分、他の刀剣商も少しはラインナップを変えなければという気持ちになっているためか、正直販売状況はどこも苦しいとは思いますが、現状は下がることなく推移しているため良い傾向だと思います。

前置きが長くなってしまいましたが、今回は先ほど述べた刀剣の「相場」についてお話しようかと思います。
よくお客様から、「こういう物は値段があってないようなものだ」と言われます。何十年と刀剣を勉強されている方ならご存知だとは思いますが、実は刀剣は、相場がある程度あるのです。
主に、価格を左右するのが、刀匠銘、刀身が生ぶの状態か摺り上げか、傷の有無、鑑定書のランク等があります。細かい部分はもっと他にもありますが大まかにいうとこんな感じです。
刀匠銘がブランドと思って頂ければ分かり易いかと思います。
虎徹や正宗が最上級のブランドだとすると、それの短刀や脇差も当然価格が高い訳です。
何万人という刀匠がいて、その一人一人や刀工衆にそれぞれ時の相場があるのです。
この刀匠なら、特別保存が付くと100万円、重要刀剣なら250万円等、多少の誤差はあってもおおよそは決まっているのです。
もちろん、お店によって抱えているお客さんの向き不向きがありますから刀剣商によって感覚も違うと思いますが、大きな差はないと思います。

また同じ刀工でも、A刀匠の刀が100万円だとします。それに大変素晴らしい彫物があるため、50万円高いと刀剣商は判断するわけです。それにまた素晴らしい拵が付いていると50万円高いと判断し、この刀は200万円で売買されるわけです。

この例は、物凄く簡単に説明しましたが、これ以外に、傷の有無、長さ、身幅、鑑定書、拵の価格等沢山の情報を、市場ですと大体30秒くらいで判断して売り買いするのですから、刀剣商の方々は頭の回転が速い方が多いと思います(尊敬)

長々となってしまいましたが、何が言いたいかというと、相場はあるのです。
理由があって価格が付いているのです。
同じ刀工でも価格差があるのは、先ほどの例のように刀の良し悪しもそうですし、傷や長さなどによって安い高いが出てきます。
また、同じ刀工が作っても同じ刀が出来ません。二振りとして同じものが無い事が刀の魅力です。当然、価格も若干違ってきます。

今は、インターネットの検索で、商品の比較がしやすいため、今後は、価格だけでなく長さや、身幅、研ぎの状態等いろいろな視点から商品を見る意識をしてみて下さい。
だからこの価格なのだという事が、ぼんやり見えてくると思います。
また、どうしてこの価格なのかを刀剣商に聞いてみるのも良いと思います。
少なくとも僕は、出来る範囲でお話させて頂きます。

僕の考えでは、無銘の刀は、在銘の刀の価格は大体半分くらいですので、刀の勉強や、刀身だけを楽しむのなら、無銘でも十分だと思います。また、無銘ですと出来が典型作や、かなり良くないとその鑑定にはなりませんので、良い物が安く楽しめると考えます。
一ヶ所傷がある物や脇差などもそれにあたると思います。まず、ご自身がどこに重きを置くかを今一度振り返るのも新たな発見になるかもしれません。
欠点よりもその刀の良い所をたくさん見つけられる人は、幅広く刀剣を楽しめ且つ、「相場」よりも安く刀剣を購入できるかもしれませんよ。

コレクション情報の小牧です。

皆さま、こんにちは、こんばんは、コレクション情報の小牧です。

コロナ疲れという言葉が蔓延するほどですから、皆様もうんざりしてきているのではないでしょうか?

緊急事態宣言が発令されてから1ヶ月ちょっとが経ち、コロナの感染者もメディアの数字ではピークは去ったのかなとようやく感じられるようになりました。

いかに、日常生活が大事か、自由に行動できることが幸せかを改めて感じているかと思います。

僕もそうであり、仕事面に関して、売上等はもちろんですが、展示会の中止や、お客様の来社、訪問がなくなり、直にお客様と接する機会の損失がとても大きく感じています。

この状況下で、いかにお客様に楽しみを与えられるかを常に考えていますが、インターネットでの見せ方以外思いつかず歯がゆい思いをしております。

自宅から出られない分、ゆっくり刀を見る時間は皆様あるかと思うので、そこにもう少しワクワクを付けられたらと考えています。


私生活では、家にいる時間が多く、始めは子供と接する時間が増え良かったのですが、奥さんの機嫌は、日に日に悪くなる一方です。料理等して、機嫌を取ろうとキッチンに立っても気に入らないようでさらに機嫌が悪くなると悪循環に、、、今では、かなり家に居づらくなってきています(泣)

「亭主元気で留守が良い」という言葉がよぎります。


最近は出張が減り、時間が増えたためこれからの「刀剣の世界」について考えることが多くなりました。あくまで僕個人の考察ですので。

今回は、巷で良く騒がれている、AIや、オンラインによって世界が変わると言われている物と比較しながら話していきたいと思います。

今後より一層、アナログからデジタルにシフトされていく世の中です。情報等の得方はラジオ、テレビからパソコン、スマホに変わり、大画面テレビの必要性が無くなっています。

日本刀はというと、当然アナログの部類です。今も昔も何一つ変わりません。せいぜい江戸時代と変わったことは、刀剣商がインターネット販売を始めたくらいでしょうか?

そして、日本刀=富の象徴、武勲、神聖なものとして平安時代から日本人に1000年以上寄り添ってきたものです。ここで面白い事にこの価値観が、1000年たっても一切変わっていないという事です。


ここで考えるのが、「消費期限」というフレーズです。一般的に食品に使われる言葉ですが、僕は、物や人にも「消費期限」があると思います。家電に例えると、戦時中は主にラジオで情報を入手する事が主流でした。

それが、白黒テレビに変わり、カラーテレビ、今では4Kから8Kに移行しています。価格も60型テレビが10万円を切る価格で販売されています。5年前なら50万円はしていましたよね。これを僕は「消費期限切れ」だと思います。

パソコンやスマホも毎年新しい型が出るため去年モデルは、価格を安くして売り出します。やはりこれも「消費期限切れ」です。

人に例えると、元大阪市長の橋本さんなどは、引退して数年たちますが、いまだに発言力があり、最近では世論から#橋本総理と言われるほど信頼感があります。消費期限を感じない人ですね。

僕の場合は、今37歳ですので30年あるかないかかなと思います。(希望も込めて)ピークはあと20年くらいだと思っています。こう考えると色々焦ってきますね。

では、アナログの刀剣や骨とう品、絵画はどうでしょうか?

パッと考えるだけでも「消費期限切れ」の理由は思いつきません。「消費期限」の無い物がここの部類だと思います。これって物凄い事だと思いませんでしたか?

現存するもので価値観が変わらないものって中々無いものです。

じゃあ価格が下がるのはなんでだ?と思う方もいらっしゃると思いますが、この現象が起きるのは、やはり需要と供給のバランスでしょう。


刀剣を買える人(需要)が、30年前に比べると極端に減ってしまったのです。

また、他のエンターテイメント(他に投資するもの)が増えたことも要因と考えます。

刀剣の魅力、楽しさを十分に伝える事、もっと広く認知してもらう作業を、簡単に言うと刀剣商が手を抜いてしまったのかなと思います。

僕世代の大人は刀剣を持てる事すら知らない人が、大部分ですし、時代劇等、刀をメディアで見る文化も減ってしまっています。


近年の、刀剣女子により認知度が上がった事、博物館などの展示により、刀剣愛好家が増えたことは本当にありがたいことです。

彼女たちの素晴らしいところは、本当に熱心で、さらに自身で購入した後、SNSを使いコミュニティを作り、そこでさらにお互いで勉強会をする等、自分たちの楽しみ方を創造しているところだと思います。そして、それぞれの刀の良い所を見つけ合うという理想的な愛好家だという事です。

ですが、ここに甘んじては絶対ダメで、刀剣ファンの需要を常に考えることが刀剣商の役割です。

そのために、刀剣自体の需要を上げる=認知度を上げるための発信を今後色々考えていきたいと思っています。


最近、刀を売ると損をすると言われることが少なからずあります。確かにここ数年、刀の価格は下落傾向です。購入された時から、手放すまでの楽しみ代と思ってもらえたら良いですが、(どうしてもその差額で僕もご飯を食べてますので)それでもやはり、損をしたと言われると心苦しい思いになります。

その差額以上に、満足度を教えられなかったと反省もしますし、業界の底上げが出来なかったと思う事もあります。

一昔前の話だと、刀は買った時点で価値(価格)が半分と思え、売るときはそこから楽しみ代を引くから75%引きで刀剣商に買ってもらえたら御の字と思えという教えがあったみたいです。(うらやましい時代です(笑))

こんなご時世だからこそ、10万円の刀が11万円で売れたよと言ってもらえる業界になるよう、再度価値観の創造、認知度の拡大を考えていく刀剣商小牧になります。

お盆・群馬展示会

お盆が明け、まだまだ日中は暑い日が続いております。

皆様体調など崩してはおられないでしょうか?

私は、お盆は家族旅行と娘の誕生日もかねて長野の白樺に行ってきました。

CMでおなじみの白樺―リゾート池之平ホテルです!

CMを見た子供にあおられ、まんまと企業CMに引っかかってしまった父です。

行ってみると館内は広く温泉もあり、白樺湖の周りをレジャー施設で囲んであり、子供なら小学生までなら楽しめるようになっていました。

周りも同じくらいのファミリー連れが多く、子供が楽しめる企画も色々とありました。

天気が少し悪かったのもあり気温は20度くらいで寒いくらいでした。生まれて初めて避暑地を体験しました。

私が普段あまり家にいないため、何より子供たちが楽しんでくれてよかったです。


さて、消費税が10%になるまであと1ヶ月と少しになります。

前回の5%→8%の増税を振り返ると日本全体的に急激な消費の落ち込みがあり、不景気感を誰もが感じたと思います。

ただその際は、政府が対策をかなり施し何とか景気を保っていた印象です。

それに対し今回は、世界情勢も米中貿易戦争、日韓問題などもあり、さらに日本の景気も良いとは言えないよう状況での増税となります。

正直、僕も10月以降どうなっていくのかとかなり不安を感じています。

そんな中でも、皆様に少しでもドキドキやワクワクをお届けできるよう、日本を元気に出来るよう刀剣に関する商品集め、情報集め等より一層力を入れていきたいと思っております。

さて群馬(前橋)の展示会を82324日と行ってきました。

久々の前橋での展示会になりました。

ご来場頂いた多くのお客様ありがとうございました。

また、新聞広告等をみて、初めて来て頂いた方々も多く賑わいがある展示会となりました。

今回の目玉は、特別重要の「福岡一文字」となる予定でしたが、展示会前に商談が入り持っていく事が出来ませんでした。

楽しみして頂いた方申し訳ございませんでした。

その代わりに、重要刀剣の「対馬守常光」、「播磨大掾忠国」(来月掲載予定)の一文字写しがご好評をいただきました。

「常光」は、石堂鍛冶のため一文字写しが典型作になるため上手いのは言うまでもありませんが、今作の「忠国」に関しては、僕も初めて見ましたが、直ぐ刃や、肥前乱れではなく、完全なる一文字写しの作です。そして驚くほど出来が良く、とても魅力ある刀です。おそらく「忠国」の最高傑作でしょう。

来月号楽しみにしておいてください。

群馬のご飯は、沖縄料理を食べに行きました。

なぜ群馬で沖縄料理?なんですが、弊社の従業員の椙岡がイラストを描くのが得意で、たまたま今回イラストの依頼主が前橋に結縄料理店を開いている店長だったためお礼もかねて行ってきました。

なんでも、825日に群馬で沖縄祭りを行い、その際に作成したタオルのイラストを描いとの事でした。

直近での人の繋がりを感じました。

なかなか沖縄料理を食べに行く機会がないのですが、定番の、ゴーヤーチャンプルや海ブドウを頂きました。ゴーヤーは苦みが体には良いとは思いますが正直まだ苦手です(汗)その代わりふーチャンプルは絶品でした。



すごくパワフルな店長さんで沖縄が好きというだけで町ぐるみのイベントを開催し、沖縄のアーティストを呼んでライブも開催し、群馬、沖縄の両方を活性化させたいとおっしゃっておられました。

僕たちも話をしているだけで元気をもらいました。

東京国立展示会

久々の店長日記更新となります(汗)。


今年も早8月となりやっと梅雨も明けましたね。


梅雨時期は雨ばかりで被害の出ていた所も多く、会社のそばの地域も用水路が決壊し水浸しとなっていました。


梅雨明けしてからは一気にうだるような暑さが続き、身体が慣れていない分余計きつく感じますね。

皆様、熱中症にはくれぐれもお気を付けください。

また、先日まで世情は選挙一色となっておりました。

やはり景気は良いとは言えない状況が続いており、それに加えて年金2000万円問題が出てきて年金がいくらもらえるのか?国民の不安が多く消費も更に落ち込んでいるような気もします。


政策に期待を込める選挙ではありましたが、ここ最近は妥協しての投票感があるように感じます。もちろん日本のトップのブレーンも色々と考えての資金繰りをしているとは思いますが、そもそも国民の消費を上げない事には、取るべき税金も下がってしまい悪循環なのですが、、、、


日本も経済界などからのトップビジネスマンが、首相になる日が来るかもしれません。もっと日本という企業として世界とビジネスをし日本に収益を上げる構造を強引にでも行える人物になら期待をもてるのでは思います。

余談が多くなりましたが、7月の前半は、東京国立で展示会を行いました。

今回初めて展示会を行った場所で、弊社会員の松本様の事務所の地下をご厚意で貸して頂き開催となりました。


東京でも、国立は落ち着いた場所でして緑が多くギャラリーなども多い地域で、雰囲気のとても良い街でした。


東京駅から、一時間かかるとの事で、お客様の層がいつもの八重洲口とは少しかわり八王子辺りから来ていただいた方も多かったです。また、近くだからと初めて展示会に来ていただいた方も多かったです。千葉や埼玉からも来ていただき、初めての場所でしたが多くの方に来ていただけました。ありがとうございました。

展示会の目玉は、今月号の表紙の「一」吉岡一文字と虎徹、そしてまだ会報誌には掲載されていない「粟田口国安」の刀でした。


一文字の在銘、粟田口の刀は、まず中々お目にかかれませんので注目されていました。

梅雨時で天気も良いとは言えませんでしたが、来場された皆さま楽しんでおられたようで良かったです。また、今回初めて来ていただいた方、ご紹介で初めて刀を見たという方も多く、刀の良さ、楽しさを少しでも感じてもらえたかなと思います。


刀剣愛好家が少なくなってきている昨今では、身近に見て触れられる展示会を行うことが少しでも普及活動になればと思い今後も数多く続けていこうと思っております。

今回東京での食事は、松本様にご馳走になり、初日はフグ料理を堪能させて頂きました。

中々フグは食べることが無く、特に岐阜は内陸地ですからフグ屋も少ないのでテンションも上がりました。夏なので網焼きでの焼きフグにして頂き、皮、身とどちらも丁度よい醤油風味の味付けを施してあり、香ばしさうま味と最高でした。


焼きフグをお腹一杯頂き、しめの雑炊までとても美味しく頂きました。


小牧家では娘のはなちゃんが今年から幼稚園に入りました。

そして土曜日は幼稚園の夏祭りでした。


入園してはや3ヶ月が経ち、かなり成長しているようで夏祭りの盆踊りを自信満々に踊っていました(笑)


今回は奥さんがPTAで係りの人間だったため、お祭り中終始パパと一緒に行動してくれました。


かなり渋めの浴衣のはなちゃん(座敷童かよ(笑))

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