太刀拵え 金梨子地菊桐紋散金蒔絵鞘糸巻太刀拵
江戸初期
第五十五回重要刀装具指定品

総長99 総反り6.2 柄長25.2 柄反り0.3 鞘長73.8 鞘反り2.9

柄 菊花金襴包み、金茶糸太刀菱巻
目貫 赤銅魚子、容彫、金色絵、五三桐紋三双図
鍔 赤銅魚子地刳込葵木瓜形 金色絵耳、無銘
大切羽 赤銅魚子地高彫金色絵、十字襷金色絵、金小縁四方猪目透、無銘
小切羽 素銅金着四枚 赤銅二枚
鞘 金梨子地九重菊五七桐紋散金蒔絵
鯉口 金梨子地唐草金蒔絵
渡巻 柄巻の仕立て同様
太鼓革 茶燻韋
帯執 菊花金襴包み
佩緒 亀甲打

【コメント】
重要図譜解説より
糸巻太刀は、近世における武士の兵仗・儀仗太刀拵の一つであり、また寺社奉納や贈答用太刀拵として上層部家において多く用いられた拵様式である。総金具は赤銅魚子地に金で家紋を散し、鞘は多くは金梨子地、稀に金沃懸地とし、多くは家紋を蒔絵や金金具であらわしている。柄及び渡巻には金襴を着せた上に糸巻にすることから、この種の太刀拵を糸巻太刀拵と呼称している。
本作は、総金具が赤銅魚子地に菊桐紋を金蒔絵であらわし、、目貫は五三桐紋三双図とし、鍔は刳込葵木瓜形、大切羽に五三桐紋を散し金色絵金小縁を施している。鞘は九重菊五七桐紋を散して金を蒔絵し、渡巻と柄巻の巻下は菊花金襴包みである。
総体に菊紋や五三桐紋を品良く散し、糸巻太刀拵え儀仗用としての格式を極めて高く保ち、極めて格調高く、保存状態も頗る健全な優品である。
制作年代は江戸初期と鑑せられた一口である。




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