剣 小左衛門行平(宮入恵)
(こざえもんゆきひら)
平成十二二年正月(二〇〇二)
為打ち銘有り


Ken:Kozaemon Yukihira



現代・長野
無鑑査刀匠
自筆箱書き有り




刃長:31.5(一尺四分弱) 反り:なし 元幅:2.85 元重ね:0.92 穴1



両鎬造り。 表裏共に鎬樋をハバキ下で掻き流す。 鍛え、小板目肌良く詰み、地沸微塵に厚く付き、細かな地景繁く入り、地鉄概ね精良。 刃文、直湾れ調で、刃縁小沸付いて匂い深く、ほつれ、二重刃掛かり、刃中小互の目足、葉入り、所々金筋、砂流し掛かり、刃区上で焼き落としとなる。 帽子、直調で沸付き、先小丸に長く返る。 茎生ぶ、先栗尻、鑢逆筋違い。 銀二重ハバキ(被せ部分は銅に金着せ)。 時代研磨。 白鞘入り。  



【コメント】
小左衛門行平は、宮入恵と言い、昭和三十二年、人間国宝宮入昭平(行平)の次男として、長野県埴科(はにしな)郡坂城町(さかきまち)に生まれました。昭和五十二年、父に師事し、鍛刀修行を始めた矢先の同年十一月、父が急逝したため、それ以後は、父の高弟、藤安将平に師事しました。昭和五十八年、新作名刀展初出品にて努力賞受賞以来、平成十二年まで十八年連続受賞、内最高賞である高松宮賞を六回受賞、同年六月無鑑査に認定されました。令和七年現在、全日本刀匠会会長も務めています。
銘は初め『宮入恵』、平成八年六月より『小左衛門行平』と改め、作風は、父同様に相州伝上工や源清麿を狙った作を多く見ます。
本作は、貴重な古剣写し、為打ち銘があることから、特注の入念作です。
平成十四年(二〇〇二)、同工四十五歳の頃の作、寸法一尺四分弱、身幅、重ねしっかりとした大柄なスタイルです。
地沸を微塵に厚く敷いた美麗な小板目肌、直湾れ調の焼き刃は、刃縁にほつれ、二重刃、刃中所々金筋、砂流し掛かり、刃区上で焼き落としとなっています。
『小左衛門行平』の名は、江戸末期に刀鍛冶を目指して江戸へ出た曾祖父、宮入小左衛門と父行平から受け継いだものであり、正に宮入家の伝統そのもの、その襲名に当たって同工は、『図らずも志し半ばでこの世を去った両名が、描き切れなかった夢の続きを、今度は自分が描いていかなければならない。』と語っています。
自筆箱書きのある専用桐箱に納められており、中には登録証在中封筒(登録証と本人の名刺入り)も入っています。先人の魂を継承した宮入小左衛門行平による渾身の一振りです。










商品番号:P-702 剣 小左衛門行平(宮入恵) 平成十二二年正月(二〇〇二) 為打ち銘有り 無鑑査刀匠 自筆箱書き有り

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