刀 (太刀銘)美作城慶子正則
(みまさかじょうけいしまさのり)
明治三年亥日(一八七〇)


Katana:Mimasaka Jokeishi Masanori



新々刀・美作 拵え付き



刃長:71.0(二尺三寸四分強) 反り:1.5 元幅:3.11
先幅:2.10 元重ね:0.71 先重ね:0.51 穴1




鎬造り、鎬尋常庵棟低い、中切っ先やや鋭角に延び心。 鍛え、板目に杢目、流れ肌を交えて良く詰み、地沸厚く付き、地景良く入り、地鉄良好。 刃文、小互の目乱れ主体で、互の目、丁子風の刃、角張った刃を交えて焼きの間隔やや密となり、刃縁小沸付いて締まり気味、刃中小互の目足入る。 帽子、乱れ込んで、先小丸に深く返る。 茎生ぶ、先栗尻、鑢切り。 銀に金着せハバキ。 時代研磨。 白鞘入り。
打ち刀拵え(幕末期 全長101 柄長25.5 鞘 黒の呂鞘 下げ緒、木綿の土色 柄 鮫に茶柄巻き 縁頭、赤銅魚子地高彫色絵、梅樹と武者図 目貫、赤銅容彫色絵、馬上武者図 鍔 鉄槌目地小透同覆輪、鉄砲透図)付き。  



【コメント】
正則は、城慶子正明の子で、美作津山に生まれ、父と同様に出府して細川正義の門下となり、城慶子と号しました。江戸深川にも住しています。
本作は、寸法二尺三寸四分強、切っ先やや鋭角に延び心、身幅、重ねしっかりとしており、地刃健全で大きな疵はありません。
小互の目乱れ主体の刃は、互の目、丁子風の刃、角張った刃を交えて焼きの間隔やや密となり、刃縁小沸付いて締まり気味、刃中小互の目足入るなど、同工備前伝の典型作です。
  銘振り、鑢目に付いて、正則も刀は父同様太刀銘に切りますが、鑢目は、正明が細川正義一門特有の太鏨の筋違いであるのに対して、正則は細鏨の切り鑢となるのがポイントです。
また本作の銘は、普段の銘振りとはやや異なる感じもありますが、出来も典型で真面目な作なので、許容範囲かと思われます。一度鑑定に出すのも良いでしょう。
中々作を見ない城慶子正則の年紀入り作、幕末期の外装付きです。
















【売約済】商品番号:P-630 刀 (太刀銘)美作城慶子正則 明治三年亥日(一八七〇) 拵え付き

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