刀 備前長光(市原長光)
Katana:Bizen Nagamitsu
現代・岡山 軍刀拵え入り
刃長:66.7(二尺二寸強) 反り:1.7 元幅:3.23
先幅:2.20 元重ね:0.69 先重ね:0.65 穴1
陸軍九八式軍刀拵え(全長・99、柄・25 茶糸巻き 総金具、真鍮地銅鍍金桜花図 目貫、真鍮地金色絵桜花図 鐔、真鍮地金鍍金葵形桜花図 切羽三枚 鞘、鉄製国防色塗り一鐶吊り 駐爪ボタン金具欠 尉官用刀緒付き)入り。
【コメント】
市原長光は、昭和初期の岡山の陸軍受命刀工、戦時中には、岡山刑務所で受刑者に本鍛錬技術指導を行い、この時に自らが鍛刀したものは、『監獄長光』と呼ばれます。本作は、要研磨状態ですが、葉、小足、小互の目足が間断なく入って、出来の良い靖国刀を思わせます。鞘は鉄製で凹みはありませんが、駐爪ボタン金具欠のため、ストッパーは掛かりません。鞘を払って1,122g。