短刀 於東都勝村徳勝作
(とうとにおいてかつむらのりかつつくる)
慶応三年二月日(一八六七年)


Tanto:Touto Katsumura Tokukatsu



新々刀・常陸 江戸末期
特別保存刀剣鑑定書付き




刃長:25.3(八寸三分強) 反り:なし 元幅:2.64 元重ね:0.83 穴1



平造り、庵棟低い。 鍛え、細やかな柾肌が流れ、所々肌立ち、地色明るく、地沸厚く付き、細かな地景を配し、地鉄良好。 刃文、湾れ調で、刃沸強く、二重刃、打ちのけ、ほつれ頻りに掛かり、刃中も金筋、砂流し掛かる。 帽子、湾れ調で沸付き、先烈しく掃き掛け返る。 茎生ぶ、先栗尻、鑢切り。 銅に金鍍金ハバキ。 時代研磨。 白鞘入り。



【コメント】
勝村徳勝は、文化六年、水戸藩士の子として生まれ、市毛徳鄰門人の関内徳宗に学びました。後に水戸藩工となり、嘉永五年、水戸烈公こと徳川斉昭の命により江戸に出て、細川正義や運寿是一にも学び、斉昭の向こう槌も務めました。
また徳勝は、実用的な斬れ味を追求した鍛刀を行った結果、大和保昌柾目鍛えに辿り着き、水戸藩士のために最高水準の実戦刀を提供しました。明治五年、六十四歳にて没。
本作は、慶応三年、同工五十九歳の頃、『於東都』とあるように、江戸小石川に構えた『勝村工房』作の一振り、寸法八寸三分強、重ねの厚い短刀です。
地色明るく、細やかな柾肌が流れる綺麗な地鉄、湾れ調の焼き刃は、刃沸強く、刃縁に二重刃、打ちのけ、ほつれ頻りに掛かり、刃中金筋、砂流しが掛かっています。帽子も湾れ調で沸付き、先烈しく掃き掛け返るなど、同工の真骨頂である保昌柾目鍛えの典型作です。
少し柾割れもありますが、特別保存鑑定がピシッと付いた、貴重な水戸徳勝短刀です。








【売約済】商品番号:P-520 短刀 於東都勝村徳勝作 慶応三年二月日(一八六七年) 特別保存刀剣鑑定書付き

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