短刀 甲州住兼舎
(こうしゅうじゅうかねいえ)
天正三年二月吉
Tanto:Koshuju Kaneie
古刀 安土桃山期 拵え付き
刃長:23.1(七寸六分強) 反り:内反り 元幅:2.20 元重ね:0.83 穴2
腰刀拵え(室町期 全長46 鞘 堅木に革巻き鞘 柄 堅木、黒檀 総金具 縁、頭、筒金、真鍮地、工字繋ぎ紋模様 目貫、赤銅容彫、三つ割木瓜紋図 小柄 真鍮地、唐草模様図)付き。
【コメント】
本作の銘はやや厳しいと思いますが、年紀にあるように、新古境の作で良いでしょう。重ねの厚い短刀、研ぎ減りも少なく、大きな疵はありません。むしろ拵えがメイン、室町期を下らない希少な逸品、直ぐに鑑定へ出すのが良いでしょう。