短刀 備前国住長船七兵衛尉祐定
(びぜんのくにじゅうおさふねしちべいのじょうすけさだ)
寛文元年八月日(一六六一)


Tanto:Bizennokuniju Osafune Shichibeinojo Sukesada



新刀・備前 江戸前期 業物 拵え付き
保存刀剣鑑定書付き




刃長:28.2(九寸三分) 反り:なし 元幅:3.07 元重ね:0.70 穴2(内1埋)



平造り、庵棟低め。 鍛え、板目に杢目、流れ肌を交え、所々大模様に肌立ち、地沸厚く付き、地景入り、地鉄良好。 刃文、直刃調で、刃縁小沸付いて明るく締まり気味となり、刃中小足、葉入り、僅かに金筋、砂流し掛かる。 帽子、直調で、先尖り風に長く返る。 茎生ぶ、先栗尻、鑢浅い勝手下がり。 銀ハバキ。 時代研磨。 白鞘入り。
合口拵え(江戸後期 全長47 鞘 焦げ茶の津軽塗風変わり鞘 飾り金具、赤銅容彫金色絵 栗型は黒塗 しとどめ有 小柄、素銅魚子地据紋象嵌色絵、雨龍図 下げ緒焦げ茶 柄 親鮫に焦げ茶柄巻き 縁、赤銅鋤出彫金色絵、菊紋図 頭、赤銅鋤出彫、金布目象嵌、金色絵、宝尽図 目貫、赤銅容彫色絵、定規に獅子図 小鍔 木に黒漆塗、耳に片喰紋蒔絵)付き。



【コメント】
横山七兵衛尉祐定は、天正五年生まれ、藤四郎祐定の子で、横山祐定家の二代目に当たります。横山祐定家は、天正頃の藤四郎祐定に始まり、以降七兵衛尉、上野大掾、大和大掾と続きます。また同工は、末備前名工、与三左衛門尉祐定から数えて五代目の子孫に当たります。
活躍期は、元和から寛文頃まで、かなりの長寿であり、延宝二年、九十八歳にて没と云います。
作風は、伝統的な備前伝を踏襲、小板目の詰んだ綺麗な地鉄に、互の目丁子乱れを得意とし、稀に直刃も見られます。
本作は、大変稀少な俗名及び年紀入り短刀、寛文元年は、同工八十五歳の頃、寸法九寸三分、身幅しっかりとしたスタイルです。
板目に杢目、流れ肌が大模様にうねるような備前鍛えに、味わい深い直刃調の明るい刃を丹念に焼いており、現状は保存ですが、特別保存までは問題ないかと思います。
付属の合口拵えは、江戸期の作、時代金具を使用して雰囲気良くまとめてあり、内外楽しめます。
新刀期の備前鍛冶を牽引した名工、横山七兵衛尉祐定の晩年作、老熟の技が良く示された佳品、珍しい短刀の現存品です。










【売約済】商品番号:P-501 短刀 備前国住長船七兵衛尉祐定  寛文元年八月日(一六六一) 保存刀剣鑑定書付き 拵え付き

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